朝マズメ前の町中も中々に


私は恋手哀秋かな娘へと街辺なる
路をひたすらに青浜の様な
幻想たる念さへと
貴女とは愛を抱きうる私へ繋がり
傍らや暖明るみに述べ
独り待ち侘びた刻雨さよ

唇は乾き潤かなりは新さよ
汝ゆう時の明るみを大らかに

朝マズメ前の町中も中々に
新しい発見を感じては
そよ風の様な優しい肌身に包まれ
最中に瞳通じた彩夜す靡きへ
吸い込まれ行く感と儚さ

八日市の駅前にて
滝川寛之

コメント

おすすめコンテンツ

人気の投稿